フランキンセンスとは?美容効果も含めて解説
香水やハンドクリーム、アロマオイルを使ったエステなど、色々なところでフランキンセンスという香りを見かけませんか?
私は目にする機会が多かったのですが「よく選ばれるということは美容効果が高いのかな」と漠然と認識していました。(あとで調べようと思っても、調べること自体をよく忘れる)
そこで今回は、美容によく使われるフランキンセンスについて調べてみました。
フランキンセンスとは?
有名な産地はエチオピアやレバノンなど。樹脂が乳白色をしていることから「乳香」とも呼ばれる。
古代エジプトで、女性のフェイシャルパックの原料として使われていた。当時はとても貴重で、金の値段と同等かそれ以上だった。クレオパトラをはじめ、王族たちの間で「若返りの香油」として用いられていた。安らぎの効果もあり、現代でも中国やインドの寺院や祭壇で使用される。
では、なぜ美容やリラクゼーションの場でよく使われるのか?効果を詳しく調べてみました。
美容で期待される効果
細胞の成長を促進させる作用があり、肌の再生を促す。
乾燥から肌を守り、キメの整ったハリのある肌に。
細胞レベルでDNAの修復を促し、バランスをとる。細胞も保護するので、老化を抑える働きも期待できる。
リラクゼーションで期待される効果
成分のセスキテルペンが脳内酵素濃度を増加させ、頭をスッキリさせて、感情の高ぶりを納める。集中力、思考力を高める働きも。
つまりエイジングケアもできる・リラックス効果もある優れもの。色々なところでフランキンセンスが使われている理由がわかります。
私はエッセンシャルオイル(精油)を使っているのですが、効果を知ってからはフランキンセンスを入れて美容液を作っていますし、寝るときにはリラックス目的でディフューズしています。
自律神経が整う役割もしてくれるので、とてもお気に入りのオイルです。
そのほかに期待できる効果
そのほかにも、調べてみるとこんな効果が…
ニキビ・吹き出物、せき、頭痛、扁桃腺、消化不良、花粉症、赤ら顔、シワ、シミ、ヘルペス、ストレス、緊張、不安、注意散漫
具体的な使い方としては、以下のようなことがです。
くすみ・シワ対策
希釈できるオイル130mlに2,3滴オイルをいれて、洗顔後のフェイシャルマッサージ用オイルに。
集中力アップ
ディフューザーに3,4滴入れて室内に散布。
エッセンシャルオイルとは
エッセンシャルオイルを使い始めるとき「アロマオイルとはなにが違うの?」とイマイチよくわかりませんでした。ですが、結構大きな違いがあります。
項目 | エッセンシャルオイル | アロマオイル |
定義 | 植物から抽出した100%の天然成分 | 合成香料やキャリアオイルで希釈したもの |
用途 | マッサージ、コスメ、予防医学etc | 香りを楽しむ |
効果 | 植物由来の有効成分による身体的・精神的な効果が期待できる | 香りによるリラックス効果が期待できる |
記載 | 精油・エッセンシャルオイル | アロマオイル・フレグランスオイル・ポプリオイルetc |
その他 | 光による劣化を防ぐため遮光瓶に入っていることが多い。 |
植物から芳香成分のみを抽出し、蒸留してつくるので「天然物」ということ。そのためアロマテラピー2、マッサージ、芳香剤など、様々な用途で使用されています。
植物によっては妊婦さんや子供も使うことができたり、海外では医療現場で使われていることも。
購入する際は、品質の良いオイルを選ぶことが大切。極端に安い精油などは人工香料を合成している場合もあるので、購入する前に確認が必要です。
ディフューザーで拡散したり、エッセンシャルオイルを希釈して使用しても、体内に入っていくことには変わりありません。
またエッセンシャルオイルのメリットとしては、植物性油や動物性油のような脂質や脂肪酸を含まず、分子も細かいため、スムーズに肌に浸透しやすいことが挙げられます。
香りは揮発性の方向分子で目には見えませんが存在する物質。芳香分子は構成の仕方によってさまざまな香りや作用が生み出され、心身に影響を与えます。
また、香りが鼻から脳へ伝わる速度はわずか0.15秒。脳に近い歯の痛みが「痛い」と脳に感じるまで0.9秒かかるといわれています。嗅覚の刺激は、触覚よりも脳に伝わるのが速いのです。
そういう意味でも、せっかく使うならよりリラックス効果のある、身体に優しいオイルを選んでいただけると良いのではないかなと思います。
この記事が、少しでも参考になれば嬉しいです!